産後のお身体について

2022年08月8日

残暑残る毎日が続いております。体調等はいかがでしょうか?

本日は産後のお母さんの身体に起こる変化や症状について少しお話したいと思います。

妊娠や出産によって、ママの身体には様々な変化が起こります。
特に出産後の1ヶ月は急速に元の身体に戻ろうとするため悩みや不安が出てくることが多いです。

今回は産後1ヶ月で起こる身体の変化と症状についてご紹介させて頂きます。

2つの身体の変化

1.子宮

妊娠の経過[32010000101]の写真素材・イラスト素材|アマナイメージズ

妊娠前の子宮の大きさは卵程度のサイズですが、妊娠後期になると重さは20倍、容積は2000~2500倍にもなります。臨月には胃の高さまで膨らんだ子宮が胎盤が外に出ることで勢いよく収縮し、元のサイズに戻ろうとします。
子宮が収縮と弛緩を繰り返し、6~8週かけて縮小して元の大きさに戻ります。

2.骨盤

産後4〜7ヶ月 後編】姿勢、悪くなっていない!? | ヨガサロン紬

骨盤は妊娠中に分泌される女性ホルモンの働きにより骨盤を固めている靭帯が緩くなり開大していきます。産後2~3日までこのホルモンが分泌され、その後徐々に骨盤は固まります。
固まるまでの期間は個人差が大きく、年齢や産前の運動習慣などの要素に左右されますが約3~6か月程度でおおむね固まります。産後の骨盤矯正を行う場合、悪露が出なくなってからの2か月前後から始めるのが理想的です。産後1年程度経過していても、産後の症状が出ている場合は産後の骨盤矯正やエクササイズを行うことで症状を軽快させることが可能です。ただし、一年以上や、長い歳月放置した状態ですと、元に戻りくい状態であることには間違いありません。

6つの身体の症状

1.腰痛

妊娠3ヶ月|お腹、赤ちゃんの大きさ、つわり、体重管理や過ごし方について|cozre[コズレ]子育てマガジン

産後3か月頃までは骨盤がグラグラする不安定感を自覚する方も多くいるほど、まだ骨盤が緩い状態です。
骨盤が不安定だと筋肉の負担が大きくなり腰痛を引き起こします。産後すぐに、又は妊娠中から腰痛に悩まされる方も少なくありません。妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌されることによって、靭帯や筋肉を弛緩する事によって産前に向けた身体作りを行っています。また産後半年間くらいでリラキシンの分泌が抑制されると報告されています。

2.腱鞘炎

抱っこのやり方注意】育児中のママさんが腱鞘炎になりやすい理由と正しい治療法

産後のホルモン変化の影響や首がすわっていない赤ちゃんを抱っこしている事で腱鞘炎に悩まされる産後ママは多くいらっしゃいます。
産後4か月頃から軽快していくことが多いのですが、痛みがあるうちに無理して手首を使うと悪化して家事や育児に支障が出る事もあります。この手首が緩くなることもリラキシンによる影響も強いです。

3.膝の痛み

膝や関節の痛み(若い女性)のイラスト | 無料のフリー素材 イラストエイト

産後は骨盤だけでなく、全身の各関節にある靭帯が緩くなります。膝もその影響を受けやすく、家事や育児で膝の屈伸運動が増える事もあって膝の痛みがある産後ママも多くいらっしゃいます。

4.首肩こり

妊娠中から産後にオススメ】たったの30秒!寝たまま「骨盤調整ワーク」」の画像一覧(2枚目) | ヨガジャーナルオンライン

赤ちゃんの抱っこが多くなる事や産後で筋がうまく使えず姿勢が悪くなって首や肩が辛くなる方が多くいらっしゃいます。
1人の時間がないため常に気を張っていたり、精神的なストレス、寝不足なども大きく関係します。。。

5.尿もれ

骨盤底筋イラスト/無料イラストなら「イラストAC」

産後の大きくなっている子宮に膀胱が圧迫されることや骨盤底筋群などの筋肉の緩みにより尿漏れしやすくなります。
ほとんどの場合、骨盤矯正や骨盤底筋群のエクササイズで改善していきます。

他にも、恥骨痛や股関節痛、頭痛、むくみ、ぽっこりお腹、便秘、抜け毛など様々な症状が体の変化に伴って出現する事があります。
産後1か月には様々な身体の変化がありますが、それぞれの症状に原因があり、対処法があります。
時間が経てば治る症状もあれば、無理をすれば悪化、または慢性化する症状もあるので、自分の身体に起きているのはどういった症状なのかを知り、正しい対処法やケアをすることが大切です。

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三宮 鍼灸整骨院KAI 〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目7-18 M.H.BLDG 11F

執筆者:柔道整復師
三宮 鍼灸整骨院KAI 院長 池田祐介

整骨KAI御影院 院長 池田祐介

今までの経験や実績を踏まえ、三宮の地でも多くの方を救済できればと思っております。

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